栃木建築社

家と湿度と加湿器

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家と湿度と加湿器

朝起きた瞬間、「あれ、喉がカラカラ…」ってなるあの感じ。
冬の朝、誰しも一度は経験あるんじゃないでしょうか。

どうも、栃木建築社購買課の金子です。

私も去年の冬、リビングでストーブをつけっぱなしにしていたことがあったのですが、加湿を完全に忘れていて、観葉植物の葉っぱがカリカリに乾いてたんです。
「ごめんよ…」と水をあげながら、自分の肌も同じようにパリパリだと気づいてゾッとしました。

そう実は、家って“乾く”んです

暖房をつけると、空気中の水分が減って湿度が下がります。
実際、冬場の室内湿度が40%を切ると、ウイルスが活発になったり、喉や肌が乾燥して免疫が落ちたりします。
数字で言うとちょっと堅いですが、「なんだか風邪をひきやすいな」と感じるあの現象、たいていは“乾燥”が犯人なんです。

特に、無垢材の床や漆喰の壁を使っている家では、湿度が低いと木が縮んで隙間ができたり、逆に湿度が高すぎると膨張したり。
家も生きてるんですよね。まるで人と一緒に呼吸してるみたいに。

「加湿器」ってひとことで言っても、いくつかタイプがあります。
ざっくり説明するとこんな感じです

  • スチーム式(加熱式)
     → お湯を沸かして蒸気を出すタイプ。清潔でパワフルだけど、電気代は高め。
    沸騰させるのでカビが発生しづらく最近人気のタイプ!

  • 超音波式
     → 音波で水を細かくして霧状にするタイプ。デザインも可愛いけど、掃除をサボると雑菌が繁殖しやすい。
     リーズナブルでコンパクトのものも多数あります。

  • 気化式
     → フィルターに水を吸わせて、風を当てて蒸発させるタイプ。電気代が安くて安全。
     加湿スピードはゆっくり。

  • ハイブリッド式
     → スチームと気化の“いいとこ取り”。価格は少し高いけど、性能は安定。
     「とりあえず間違いないものを選びたい」人にはこれ。

私は電気代と雑菌をを抑えたいので、ハイブリッド式を選びました。
ちなみに、私が購入したのはダイニチというメーカーのものです。



加湿器を導入し、結果的に家全体の空気がしっとりして、木の床の手触りまで柔らかく感じたんです。
「ああ、これが“ちょうどいい湿度”ってやつか」と実感しました。

あと意外と見落とされがちなのが湿度計
「加湿器をつけてるから大丈夫」と思っていても、実際は加湿しすぎて結露が出ていたり、逆に全然足りなかったり。
目に見えない“空気のバランス”を測るためにも、湿度計はセットで用意しておくのが安心です。

おすすめは、温度と湿度が同時に表示されるタイプ。
リビングにひとつ、寝室にひとつ置くだけでも、体感が全然違います。
加湿器によっては湿度と連動して自動で管理してくれるものもあります。(Switchbotなど)

冬の空気ってどこか切なくて、好きなんですよね。
澄んでいて、少し冷たくて。
でも家の中だけは、あったかく、しっとりしていてほしい。
そんな思いで、今日も加湿器と湿度計の数字をちらっと見て、ニヤッとしてから一日を始めています。

「家も、人も、呼吸できる暮らし」を私たち栃木建築社と目指していきましょう