栃木建築社

〈暮らしの知識?〉あれから10年・・・

  • Staff blog
〈暮らしの知識?〉あれから10年・・・

こんにちは。 管理部の石澤です。

今日は3月10日 明日であの大震災から丸10年が経ちますね。
ですがあえて震災の事ではなく、私の親友を襲った悲劇について書きたいと思います。

ちょうど10年前の3月10日 私の親友Nはある病院にいました。
子供の頃から風邪もほとんど引いた事がなく健康そのものだったNは、数日前から体に異変を感じていたのです。

30歳になる頃に受けた人間ドックで肺活量は5000CC以上あったとの事なのですが、少し動くとすぐ息切れを起こしていたようです。
階段で2階まで上がる事すら辛かったと言っていました。

「これは只の風邪じゃないな」と感じたNは近所の病院ではなく宇都宮市の総合病院を受診しに行ったのです。

そして検査後に先生から「心臓が非常に危険な状態」「この状態では1年もたない」
と告げられたそうです。普段は落ち込む事が全くないNですが、この時はさすがに何と声をかけていいか分からない程沈んでいました。

そして次の日には大地震が起きます。
2日連続でこんな悲劇を経験するなんて事があるんですね。

その後Nから聞いた病気の内容は
・原因不明 完治しない難病
・初期の段階では自覚症状が出ない 出た時にはかなり進行している
・5年生存率54% 10年生存率36%
などなど・・・ 原因不明というのが怖いですよね。要するに誰でも罹患するかもしれない訳ですね。
冒頭で書いたようにNもいたって健康だったのに突然ですからね・・・

「このまま放置してたら1年もたなかった」訳なので、その後の治療が順調に進み(水分制限・塩分制限などがあり、かなり過酷だったようですが)今では病気と上手く付き合いながら普通の状態で生活できています。
力を使ったりストレスがかかるような事はしないよう気を付けているようですが「ストレスは自分が気を付けても周りから与えられるのでどうにもならない。」と愚痴ってました(^^;
良くはなったといっても睡眠不足やストレスが原因で時々発作が起きているようなので心配です・・・

生存率の低さから、以前から「5年もつのかなぁ」とか、5年を乗り越えたら「10年いけるかな?」と気にしていたのですが
今日で無事10年を乗り越えられましたね。 お祝いのメッセージでも送ってみようかな。

余談ですが、癌で他界した私の父はあきらかに体調がおかしいのに周りが何度言っても病院に行かず(大の病院嫌い)
ようやく連れて行けた時には既に末期で手遅れの状態でした。

コロナもそうですが、異変を感じたらすぐに病院に行くべきですよね。
若いから大丈夫。なんてのは間違いだと思います。

コロナ感染者もかなり減ってきましたが、まだまだ気を抜かず過ごしていきたいと思います。