栃木建築社

〈建築雑学〉大工の神様

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〈建築雑学〉大工の神様

こんにちは。

montblancの片割れ、山ちゃんこと山﨑徹士です。

 

今回は、12月14日のブログにてチラつかせました【大工の神様 聖徳太子】について書かせて頂きます♪ ※諸説あり

 

皆様は聖徳太子の名前を聞くと何を思い浮かべますか?

百円札(ver.1)、百円札(ver.2)、百円札(ver.3)、百円札(ver.4)、千円札、五千円札、一万円札

話を同時に聞ける人、冠位十二階、十七条憲法、遣隋使派遣、馬小屋産まれ…etc

百円札(ver.1)なんて方もまだまだご健在だとは思います。90歳くらいかな??

まぁ、紙幣に七回も起用されている時点で只者ではないですよね。

今は諭吉様に寝返ってしまいましたが、私も昭和61年頃まで貴方の熱狂的大ファンでした!ww

 

…冗談はさておき

 

とりあえず、聖徳太子と聞くと色々と思い浮かべることが多いとは思いますが

私のような建築バカな人間は上記にあるように【聖徳太子=大工の神様】なんですね。

ここからは教科書にのっていない、なぜ聖徳太子が大工の神様と言われるようになったのかを一部ご説明していきます♪

 

一番古くは大工道具のL型の定規のようなもの「指矩(さしがね、差し金、曲尺)」を中国から日本へ持ち込み、職人達に広めたと言われております。

また、現代も活躍している左官職人さんですが、この[左官]という名称も当初、土に関わる職を担う方達にあてられた呼び名でした。

差し金もですが、現代も変わらない呼び方や変わらず使用されている道具というのも凄い話ですね。

 

ちなみに

[右官]という名称もあったようですが、こちらは現代でいうところの[大工]さんの呼び名だったようです。

正確には右官の中で「大工」「小工」「長上工」「番匠工」と役職分けがあったらしいです。

大工は職人の長としての名称だったんですね。

その中の長として[棟梁]と呼ばれるようになったのは室町時代以降の話らしいです。

 

このような経緯から聖徳太子は【大工の神様】と言われるようになりました。

 

今月2月7日は聖徳太子の誕生日です。

そして2月26日は山ちゃんの誕生日です ♪

 

…以上!!

 

By T.yamazaki in montblanc